訪問看護ステーション 地域に根差した「あんしんケア」| はーとふる多摩センター
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2020

4/22

新型コロナウイルス感染拡大に伴う諸対応について

訪問看護ステーションは~とふる多摩センターです。

 

昨今の新型コロナウイルス感染拡大という未曽有の事態と、それに伴う社会情勢の変化を受け、『緊急事態宣言』発動から今日に至るまでの訪問看護事業所としての方針やこれまでの取り組み、そしてご利用者様への働きかけについて、下記の通り皆様にご報告いたします。くだんの情勢の中で衛生材料の確保、ご利用者様への周知などを優先した行動に時間が割かれたため、当事業所職員並びに利用者から感染者が確認されていないこともあり、当報告がこのタイミングになってしまったことを事前にお詫び申し上げます。

 

政府から『緊急事態宣言』が発動された4月7日夕刻に、当事業所では『会社通達』を職員向けに発令し、以下の基本方針を周知確認いたしました。

 

1)看護職員の直行・直帰、事務職員のテレワーク導入により事業所に複数の看護師が滞在する時間を極力短くする取り組み

2)ITCの活用による遠距離間の情報共有

3)看護職員の、より一層の衛生意識レベル向上の促進

4)有事には、行政ならびに保健所等の指導を誠実に仰ぐ方針

 

その後、ご利用者様やそのご家族の皆様に対しては感染対策に継続的ご協力をいただくようお願いし、事業所としても行政、医療機関、訪問看護事業協会等の各機関からの情報収集を今もなお適時行っております。

 

また、4月11日に多摩市内に初の感染者が確認されたという旨の発表を受け、4月15日には、ご利用者様ならびにご家族等お身内様宛に『新型コロナウイルスへの対策』という書面を配布いたしました(現物を下記にリンクしておりますのでご確認ください)。こちらでお伝えしきれていないことや、ご利用者様からの個々の状況に応じたご相談に対しては、個別対応でおうかがいし誠実にご返答申し上げる方針です。

 

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は~とふるコロナ対策報告【ご利用者様向け】

 

 感染するのではないかという不安から、ご利用者様から「今日の訪問看護をお休みしたい」とのことでキャンセルのご希望がこれまでにいくつかございました。その場合は管理者の北川がご相談に応じ、ご本人の心の安静と決定権を尊重し、原則ご希望をお受けしております。一方で、今回の新型コロナウイルスは、『基礎疾患(糖尿病、心疾患、呼吸器疾患、免疫不全、透析加療中等)を抱えているご高齢者様』にとっては、特に重症化のリスクを伴う感染症であると報じられており、医療者による健康観察の継続がいつも以上に重要となります。今後も状況により、医療判断を主治医様、生活一般に関することがらをケアマネジャーの皆様の指導を仰ぎ、適切な行動を心がけます。

 

もちろん、看護師は他職種の皆様と同じく、訪問にあたっての清潔保持には細心の注意を払っておりますので、引き続き変わらぬご理解を賜りたく存じます。

 

 私たちは今回の事態の中で、医療資源・衛生用品の不足、経済・生活への不安等を、報道を通じて目の当たりにし、今まで当然のこととしてしてきた『当たり前のサービスを当たり前にご提供する』ということが、いかに困難で、いかに有難く、そしていかに尊いことかと痛感させられました。当事業所も職員の意識を再統一して、このような特殊な状況下でも『変わらぬいつものケア』を全力でご提供することに意を砕き、誠実に対応させていただきます。今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 お互いにではございますが、ご健康にはくれぐれもお気をつけくださいませ。

 事態の早期収束を心よりお祈りいたします。